解説

 書棚ドットコムはISBNを付けて出版された全書籍のインデックス(目次・索引)を提供するサイトです。書籍は6年単位に分けて展示しています。
 オンライン書店やリアル書店、図書館で本探しをする前に、利用すると便利です。
 とりわけ、オンライン書店とのリンクにより、キーボードによる書名、著者名等の入力なしに次々と検索できるので効率的な本探しが出来ます。

   本の検索には、書名を50音よみがな順で検索する「書名目次」、著者名を50音よみがな順で検索する「著者目次」、哲学、宗教・・・未分類まで25のジャンルから検索していく「ジャンル別分類」、書名によく使われるキーワードから検索する「キーワード目次」の4つの方法があります。いずれの検索でも最後に書棚ページで各分野の書籍情報を表示します。

    1.書名目次検索
    2.著者目次検索
    3.ジャンル別分類
    4.キーワード目次
    5.検索のまとめ
    6.ご利用のヒント
    7.補足説明
     7.1 日本十進分類法との相違点
     7.2 横断検索について
     7.3 どこでもマド機能
     7.4 表紙画像一覧機能
     7.5 キーワード検索
     7.6 ドラッグ検索
     7.7 コピー機能
     7.8 新検索
    8.書籍データベースについて

    9.書棚ドットコムについて
     9.1 基本理念
     9.2 知的所有権
     9.3 出版情報掲載の条件
     9.4 事業形態
     9.5 リンクについて
     9.6 連絡先・運営責任者

1.書名目次検索

 書名による検索を行う場合はトップページの書名目次をクリックします。
 書名よみがなが50音順に、先頭5文字で区分され、「英数」「あ行」「か行」・・・など11列に分割され一覧表となっています。各5文字で区分された名称には1ページ約500冊単位で書名が並べられています。昔の図書館のカードラックのイメージです。昔の図書館では先頭よみがな2文字程度でしたが、30〜50万冊となると統計上5文字程度での区分が必要となります。
 目的の書名の名称区分を探し、クリックすると選択した名称区分の書名リストが50音順で表示されます。500冊程度ですので、カーソルをドラッグするだけで簡単に目的の書名へたどり着くことが出来ます。
 この書名リストは書名と著者名だけですので、さらに「よみがな」部分をクリックすると目的の書棚ページへ移行します。書棚ページでも50音順に並べられていますので目的の本へカーソルドラッグにより簡単にたどり着くことが出来ます。出版社、発行日、価格などの情報を入手することが出来ます。
 このように、書名検索は書名のよみがな順に目次を調べ、その本が格納されている書棚ページへ行く方式です。書棚ページはジャンル別分類の最終となる小分類ページですので、目的の本だけではなく同じジャンルの関連した本も同時に閲覧する方式です。
 このような検索方法は従来の書名を入力して検索する方式と比べて、より高速で簡単であることが実感できるでしょう。

 さらに、オンライン書店のサブウインドウをオープンして、検索すれば本の表紙画像をはじめ、詳細な書籍情報を得ることが出来ます。
 具体的には、書名リストや書棚ページの左端のラジオボタンを選べばサブウィンドウが開かれ自動的にオンライン書店で検索することが出来ます。
 わざわざキーボードで書名を入力しなくても、次々選んで検索すれば、必要な本の情報を容易に得ることが出来ます。このように既存のオンライン書店の検索機能とリンクすることによって「本探し」が効率的になります。
 注)オンライン書店以外にもGoogleやYahooなどの検索サイトや各地の図書館なども同時に、書名入力なしに横断検索できます。

2.著者目次検索

 著者名による検索を行う場合はトップページの著者目次をクリックします。
 著者よみがなが50音順に、先頭5文字で区分され、「英数」「あ行」「か行」・・・など11列に分割され一覧表となっています。各5文字で区分された名称には1ページ約500冊単位で著者名が並べられています。昔の図書館のカードラックのイメージです。昔の図書館では先頭よみがな2文字程度でしたが、30〜50万冊となると統計上5〜6文字程度での区分が必要となります。日本人の数十万人の名前を数百のブロックに区分するには、名字(姓)のよみがな(4〜5文字)+人名(名)の先頭よみがな1文字での区分が最適です。
 目的の著者の名称区分を探し、クリックすると選択した名称区分の著者リストが50音順で表示されます。500冊程度ですので、カーソルをドラッグするだけで簡単に目的の著者へたどり着くことが出来ます。
 この著者リストは著者名と書名だけですので、さらに「よみがな」部分をクリックすると目的の書棚ページへ移行します。書棚ページでも書名よみがな50音順に並べられていますので目的の本へカーソルドラッグにより簡単にたどり着くことが出来ます。出版社、発行日、価格などの情報を入手することが出来ます。
 このように、著者検索は著者のよみがな順に目次を調べ、その本が格納されている書棚ページへ行く方式です。書棚ページはジャンル別分類の最終となる小分類ページですので、目的の本だけではなく同じジャンルの関連した本も同時に閲覧する方式です。
 このような検索方法は従来の著者名を入力して検索する方式と比べて、より高速で簡単であることが実感できるでしょう。
 著者よみがなはコンピュータによる自動変換を行っております。一部の著者の場合はよみがなが不明な場合があります。この時、読み方が複数ある名字(姓)の場合、例えば名字(姓)が「東」の場合は「あずま」「とう」「ひがし」と多重登録されます。ただし、「池谷」のように「いけたに」「いけや」と最初の一文字が同じよみがなの場合はいずれか一方となります。外国人は例えばG・W・F・ヘーゲルなどの場合はよみがな登録はラストネームが原則となりますが例外もあります。

 オンライン書店とのリンクにより、著者名を使用して表紙画像等の情報が入手できるのは「書名目次」による検索と同じです。
 注)オンライン書店以外にもGoogleやYahooなどの検索サイトや各地の図書館なども同時に、著者名入力なしに横断検索できます。

3.ジャンル別分類

 ジャンル別分類による検索を行う場合はトップページの分類「哲学」〜「未分類」のいずれかをクリックします。
 本のジャンル別分類法(階層的分類法)はさまざまですが、このサイトでは日本十進分類法を参考にして哲学、宗教、歴史など25の大分類に分けています。大分類からさらに中分類と分け、小分類のページが最終的に書棚ページとなります。25の大分類の名称の上にマウスのポインタを重ねると、コメント覧に中分類の名称が表示されますので、実際は大分類の一覧表から1クリックで各小分類一覧表(目次)のページへ行くことが出来ます。
 目的とする分野が25の大分類のどこに分類されているかわからなくても、マウスポインタでなぞるだけで中分類レベルでの分類は容易に探すことが出来るでしょう。例えば心理学や法律などは中分類に属しますが、大分類の項目にマウスポインタを重ねることによってどの大分類に属するかわかるでしょう。
 大分類の項目をクリックすると小分類一覧表(目次)が表示されます。このページでは、中分類毎に枠色を分けた小分類の名称一覧表が表示されます。小分類の名称にマウスポインタを重ねると各小分類でよく使われる書名のキーワードが表示されます。小分類の分類方法はコンピュータの分野をのぞけば日本十進分類法にほぼ準拠しているのですが、分類法の知識がなくてもキーワードを参照すれば目的の小分類かどうか見当がつく仕組みになっています。
 さらにKeyWordを選択すれば、小分類一覧表の項目とキーワード、そして同一キーワードが使われている他の小分類名称(書棚名称)も参照することが出来ます。
 小分類ページすなわち書棚ページは1ページ数十冊から300冊程度を目安に細分化しています。300冊を大幅に超える場合は2年毎または1年毎、半期毎にさらに分割しています。ちょうど書棚1ラックを見渡せる感覚です。
 本は書名50音よみがな順と売り上げ順の2種類で並べてあります。小分類一覧表(目次)から検索した場合は売順で表示され、書名目次または著者目次から検索した場合はよみがな順で表示されます。いずれも「売順」「読順」の押しボタンによって切り替えて表示することができます。
 大分類の中で「小説:日本」「評論:日本」「外国」「コミック」「児童」「未分類」の5つの分野は階層的分類になじまないので、書名50音順に分割し小分類ページ(書棚ページ)を作成してあります。

 注)詳細の関連小分類の先頭の数字は大分類の番号を示します。
1=哲学、2=宗教、3=歴史、4=地理、5=社会科学、6=経済、7=社会、8=教育、9=自然科学、10=医学、11=工学・工業、12=コンピュータ、13=家事・生活、14=産業、15=芸術、16=スポーツ・諸芸、17=言語、18=文学、19=図書・全集、20=小説:日本、21=評論:日本、22=外国、23=コミック・童画、24=児童、25=未分類
 なお「小説:日本」から「未分類」にはキーワードはありません。
 注)売順とはamazonの売り上げ順に並べたものです。

 以上のジャンル別分類は「書棚分類ページ」で一覧表にまとめてあり、各大分類から中分類、小分類と選択し、直接目的の書棚ページにワンクリックでリンクすることができます。
ご利用に際しては、できるだけ画面を最大にして、マウスを表の左の大分類から右へ横移動し大分類→中分類↓小分類と選択してからクリックしてください。なお中分類のページはありません。

4.キーワード目次

 キーワードによる検索を行う場合はトップページのキーワード目次の「あ」「い」〜「英数」のいずれかをクリックします。
 例えば日本十進分類法でもキーワードによる索引は作られていますが、学術中心で数年に1回程度の改定ですので必ずしも実際の出版状況に適したものとはなっていません。このサイトのキーワードは実際に書名で多用されるキーワードを収集したものです。50音よみがな順に約7千語を収集しています。従って「モーニング娘」や「MRSA」などのキーワードは存在しますが、めったに使われない学術用語はありません。現代の文化状況を表現するキーワード集といったところです。
 同一のキーワードでも同じ小分類ページ(書棚ページ)にあるとは限らず、複数の分類にまたがる場合があります。これは自分が探している分野の本がどの大分類や小分類に属しているかわからない場合に使用すると便利です。このキーワード一覧表に載っていない用語の場合は書名目次で検索してみてください。たいていの重要語は書名の先頭に来る傾向がありますのでお探しの書棚ページへ移動することが出来ます。

5.検索のまとめ

 以上のように検索は「書名目次」「著者目次」「ジャンル別分類」「キーワード目次」の4種類です。これは基本的にデータベースを検索するのではなくあらかじめジャンル別に分類された書棚を見に行くという考え方によるためです。
 なおキーワード検索が必要な場合は書棚ページや書名リスト、著者名リストの検索ボックスを使用します。
 キーワード検索は、書名や著者名などのキーワードを入力し検索すれば、オンライン書店等で横断検索できます。これは従来型のメタ検索(横断検索)と同じ機能です。
 従来の検索と言えば、キーワード入力による検索だけでしたが、このサイトのインデックスを利用すれば、両方の特徴を活かした検索が出来るわけです。キーワード検索については7.5項で補足説明しています。
 2006年6月、新検索方式のドラッグ検索が追加されました。書棚ページなどのテキスト部分をマウスでドラッグしただけで検索できる便利な機能です。ドラック検索については7.6項で補足説明しています。
 このサイトでは「書名目次」の一覧表でよみがな5文字の区分が通常800以上ありますから1区分で約500冊収納で、500×800で約40万冊の中から検索していることが実感としてわかるようになっています。目次は単純にあいうえお順に並べる。書棚は厳密にジャンル別に分けてだぶり無く展示し、書籍データベースを全部見せるという考え方です。

 注)18歳未満の方にも安心して利用いただけるように、小説、コミックなどの分野で過剰に情欲を刺激する書名の本(数千冊)は除外してあります。

6.ご利用のヒント

 このサイトの効果的な利用の仕方をご紹介します。

(1)本の広告を見ながら検索できる

 本を探す場合は、本の巻末の参考書の一覧表や、雑誌や新聞などの本の広告を見て、探す場合が多いわけです。
 その時、キーボードから書名を入力する方式では両手がふさがってしまいませんか?
 脇に置いた本のページは何かで押さえていないかぎり閉じられてしまいませんか?
 このサイトの方式では左手に本や雑誌を持ったままで、右手だけでクリックして検索することが出来ます。左手には広告が載っているページを開いたままで「書名目次」をクリックし、書名の「よみがな」部分をクリックし、カーソルをドラッグし目的の本を見つける。ラジオボタンを押してサブウインドウを表示すれば目的の本の検索結果が得られます。
 キーボード入力が得意な人であっても、このサイトの方式が便利だと思います。

 注)新聞掲載の本の広告について
 このサイトではつねに最新データを更新し出版直前の本まで載せてありますが、新聞掲載の広告の場合、出版前に広告が出される場合があり、当日の新聞ですと検索できない本があります。その場合でも1週間程度経過しますと、ほとんどの本が検索できます。
 書店での販売開始日と本に印刷された出版日は異なる場合があります。たいていの場合、本に印刷された日付より早めに書店で販売されます。従って書棚ページの出版日は、書店での販売日や印刷日と1カ月ずれる場合があります。
 なお、全出版物の85%は出版前に掲載しています。出版情報の入手が遅れる特殊本などは出版後掲載が1〜6カ月程度遅れる場合があります。

(2)専門分野の書棚を閲覧しながら、目的の本の詳細情報が得られる

 ジャンル別分類では哲学、宗教など25の大分類に分け、大分類からさらに、数十から百数十の小分類に階層的に分類してあります。
 小分類ページ(書棚ページ)では数十冊から三百冊程度までの書籍が一度に閲覧できます。これは大書店の書棚を閲覧する感覚です。自分の専門分野の書棚を見渡しながら、興味あるタイトルの本が見つかったら、ラジオボタンを選べばサブウインドウでオンライン書店につながり、目的の本の表紙画像や目次、内容紹介などの情報が得られる仕組みです。あたかも書棚を閲覧しながら、興味ある本を抜き出し、表紙や目次を開いてみる感覚がインターネット上で実現できるわけです。
 これは既存のオンライン書店のようにジャンル別分類は階層が何段階にも深く、しかも表示される本の件数が10〜20冊程度と少ないのと比較すると、大量の本を表形式で一度に閲覧できるので本探しがはるかに効率的なことが理解できるでしょう。
 このサイトでは書籍の情報は画面全体を使って大量の本を一括表示しています。カーソルをドラッグしながら、興味ある本を探す方式です。
 なお、サブウィンドウではオンライン書店だけではなくGoogleやYahooなどの一般検索サイトでも検索できます。重要な本は必ず誰かが感想を述べているので、人気のある本ほど検索件数は多くなります。また少数部数の本でも、1冊の本の出版に思いを込める著者の物語や、ファンの感想などオンライン書店とはひと味違った書評も読むことも出来ます。その他、書名の辞書的意味を確かめたり、著者目次から検索した場合は「人名事典」がわりに使うことも出来ます。
 わざわざ書名や著者名をキーボード入力せずに検索できるのは楽です。
 インターネットの情報は玉石混淆としていますが、本は金を出しても得ようとする価値のある情報が詰まっていますから、書名をスタートとしてネットサーフィンをされると、質の高い掲示板や評論に出会うことが多いようです。
 2004年1月からサブウィンドウで全国の図書館の蔵書検索ができるようになりました。最近の図書館は充実してきており、主な本はかなりの確率でヒットします。直接、図書館に出かける前に、事前チェックや予約をしておけば「空振り」がなくなります。 図書館によってはインターネットで予約やリファレンス(相談)もできますので、ご活用ください。
 2005年9月から書籍情報に「おすすめ度」の評価を追加しました。これはamazonカスタマーレビューの★の数に対応して10段階に評価したものです(★1個で2段階)。ただし発行部数の少ない専門書は重要な書籍であってもカスタマーレビューがない場合は0となりますのでご注意ください。
 「おすすめ度」は書名リスト、著者リスト、書棚ページで表示されます。なお書棚ページでは「売順」「読順」の押しボタンによって、売り上げ順(amazonより取得)とよみがな順の並べ替えができます。「表紙画像」も売り上げ順とよみがな順の2種類で10冊単位に閲覧できます。
 2006年10月から「おすすめ度」をamazonカスタマーレビューの評価(★の数)と連動させることにしました。また書棚ページの「売順」もamazonの売り上げ順位を使用することにしました。6年以内に販売された本の売り上げ順位は変動が激しいので毎週データを更新します。7年以上経過の本は売り上げ順位、カスタマーレビュー等の変動が少ないので約5週間毎のデータ更新となります。

7.補足説明

 7.1 日本十進分類法との相違点

 日本十進分類法はアメリカのデューイ十進分類法にならって、1928年森清が発表したもので現在、図書館で主に採用されている学術的分類方法です。
 3桁の数字の百位が大分類で、0総記、1哲学、2歴史、3社会科学、4自然科学、5技術、6産業、7芸術、8言語、9文学となっています。十位の中分類は下記のようになっています。

000 総記
010 図書館学
020 図書 書誌学
030 百科事典
040 一般論文・講演集
050 逐次刊行物 年鑑
060 学会 団体 研究調査機関
070 ジャーナリズム 新聞
080 叢書 全集

100 哲学
110 哲学名論
120 東洋思想
130 西洋哲学
140 心理学
150 倫理学
160 宗教
170 神道
180 仏教
190 キリスト教

200 歴史
210 日本史
220 アジア史 東洋史
230 ヨーロッバ史 西洋史
240 アフリカ史
250 北アメリカ史
260 南アメリカ史
270 オセアニア史 両極地方史
280 伝記
290 地理 地誌 紀行

300 社会科学
310 政治
320 法律
330 経済
340 財政
350 統計
360 社会
370 教育
380 風俗習慣 民俗学 民族学
390 国防 軍事

400 自然科学
410 数学
420 物理学
420 化学
440 天文学 宇宙科学
450 地球科学 地学
460 生物科学 一般生物学
470 植物学
480 動物学
490 医学 薬学

500 技術 工学 工業
510 建設工学 土木工学
520 建築学
530 機械工学 原子力工学
540 電気工学 電子工学
550 海洋工学 船舶工学 兵器
560 金属工学 鉱山工学
570 化学工業
580 製造工業
590 家政学 生活科学

600 産業
610 農業
620 園芸
630 蚕糸業
640 畜産業 獣医学
650 林業
660 水産業
670 商業
680 運輸 交通
690 通信事業

700 芸術・美術
710 彫刻
720 絵画 書道
730 版画
740 写真 印刷
750 工芸
760 音楽 舞踊
770 演劇 映画
780 スポーツ 体育
790 諸芸 娯楽

800 言語
810 日本語
820 中国語 東洋の言語
830 英語
840 ドイツ語
850 フランス語
860 スペイン語
870 イタリア語
880 ロシア語
890 その他の言語

900 文学
910 日本文学
920 中国文学 東洋の文学
930 英米文学
940 ドイツ文学
950 フランス文学
960 スペイン文学
970 イタリア文学
980 ロシア・ソヴィエト文学
990 その他の文学

 一位は小分類となりますが、省略します。さらに時代の変化で細かく分類する必要が生じた場合は小数点以下の細分類を追加していく方式です。この分類は司書の資格を持つ人が本の内容を実際に確認して分類しているので学術的に厳密です。
 日本十進分類法で問題となるのは、出版分野が時代と共に変化し、各大分類、中分類単位の出版点数にアンバランスが生じてしまう点です。とりわけ「コンピュータ」の分野は現在出版点数の約5%を占めるのに、大分類「総記」の細分類にしかありません。従って、「総記」で大分類される本の多くは「コンピュータ」の本になっているのが実態です。さらにインターネット関連は大分類「技術」の電子工学の一部に分類されるなど、現在の出版事情には合わない分類になっています。昭和の初めには「電子計算機」はまだ発明されていなかったわけですし、現在でも「コンピュータ」の分野は急速に変化するので、小分類そのものを毎年見直さなければ実用に耐えられません。過去の分類の継続性を保ちながら変化に対応するのは難しい作業です。
 書棚ドットコムの分類では、「総記」と言う言葉は一般になじみが薄いので、コンピュータ関連の本を除いて「図書」として分け、あとは中分類段階で、現在の出版点数などを考慮して大分類を24に分けています(未分類を含めると25)。1から24までの順番はほぼ日本十進分類法を継承しています。例えば、上記の100〜150番までを大分類「哲学」、160〜190番を大分類「宗教」、200〜280番を大分類「歴史」290番を大分類「地理」などです。小分類も同様に日本十進分類法を継承し、現在の出版点数を考慮して統合、分割しています。今回の分類では小分類を書棚ページとして、展示しています。
 司書の方を除けば、一般の人には日本十進分類法の専門的知識はなく、小分類の内容が分類名だけではわかりにくいため、小分類単位で書名によく使われる言葉をキーワードとしてピックアップし、分類内容が理解できるようにしています。
 オンライン書店の分類法は様々です。主に本を売る立場に立った分類法を採用しているわけです。特定の専門書はなかなか探しにくいのが実態です。もちろん哲学書などは大量には売れないためトップになることはあり得ません。本の売上を上げることを目的とする展示の仕方と、調査研究に便利な展示の仕方は異なります。書棚ドットコムでは、専門分野別に深く学術的調査する時に便利なように図書館で採用している日本十進分類法をベースとし、大きくは逸脱しないようにしています。
 また古い本が混在するとかえって閲覧しにくいことも考慮し、出版年6年単位で分けて展示しています。図書館でも古い本は開架の書棚から書庫へ移しますし、大書店でも数年経過するとほとんどの本は返本されることを考慮したものです。
 2010−2005年を本館、2004−1999年をA館、1998−1993年をB館、1992−1987年をC館、1986年以前をD館と分けて展示。

 7.2 横断検索について

(1)検索サイトの種類

 オンライン書店やGoogleやYahooなどの一般検索サイト、全国の図書館など異なった種類のサイトを同時に横断検索できます(ポップアップブロック無効時)。
 検索方式には書名や著者名による検索と、ISBNコードによる検索の2種類があります。書名や著者名による検索では複数の本が同時に検索される場合が多いのですが、ISBNコード検索では、目的の本1冊を直接検索するという違いがあります。
 ISBNコード検索は、多くの図書館では検索できないため、現段階では特定のオンライン書店(amazon、紀伊国屋、楽天、bk1、boople)のみに限定しています。

 書籍検索の目的に応じてサイトを使い分けます。

 ・ オンライン書店(amazon、bk1等) :購入目的で表紙画像や目次、書評を調べる。
 ・ 一般検索サイト(Google、Yahoo等):本の世評を知る。
 ・ 図書館(公共図書館、大学図書館):借用目的で蔵書の有無を調べる。

注)ポップアップブロックを解除しなければ、複数サイトの同時横断検索はできません。インターネットエクスプローラの場合は「ツール」→「ポップアップブロック」を選んで解除します。このほかGoogleバーでは「オプション」の「ポップアップブロッカー」のチェックマークをはずします。
注)booksは「web」に、手動は「どこでもマド」へ移動しました。

(2)検索サイトの選択

 書棚ページや書名リスト、著者リストの各ページでサイトを選び、検索できます。

 ページの上部に検索サイト用のチェックボックスがあり、目的の検索サイトを選びます。
 「amazon」など直接指定することができるサイトと、「web」「公共図書館」「大学図書館」など一度サブウインドウを開きその中から選ぶサイトの2種類があります。
 オンライン書店や一般の検索サイトは「web」、市立・県立図書館の蔵書検索は「公共図書館」、大学図書館は「大学図書館」を選択しその中から選びます。
 主な検索サイト、オンライン書店、県立・市立図書館、大学図書館のほとんどをカバーしています。検索サイトは複数同時選択可能です。

注)検索サイトの切り替えは画面をスクロールした後でも(画面のどこでも)ダブルクリックすると、サブウインドウが表示され切り替えることができます。(詳細は7.3項を参照してください。)

  (3)検索方法

 書棚ドットコムの横断検索は書名や著者名をキーワード入力する方式ではなく、書棚ページや書名・著者リストの先頭のラジオボタンをクリックするだけで検索する方式です。

 注)2005年7月、書棚ページからキーワード入力による検索も可能としました。ページ左上の検索ボックスに書名や著者名を入力し検索ボタンを押すと選択した検索サイトで検索できます(複数選択時は横断検索となります)。

 書棚ページから次々本を選び、効率的な検索ができます。これはあたかも書棚で本の背表紙を見ながら、興味を引く本を抜き出し、表紙画像や目次を確認する感覚です。
 また書名・著者リストからの検索は、多くの書籍検索サイトに対して書名・著者名インデックスとして使えて便利です。Web上の単なる書籍目録(書誌目録)から書籍検索ステーションとしての役割を果たします。

 具体的には、検索サイトを選んだ後、検索する本の左端のラジオボタンをクリックすると、サブウインドウが開き自動検索されます。
 検索には「書名や著者」検索と「ISBNコード」検索の2種類の検索方式があります。
 書名検索では、書名を先頭からスペースがある位置の文字分までピックアップし検索しています。著者検索(著者リスト)の場合はフルネームの著者名で検索しています。これらの検索方式では複数の本が同時に検索される場合が多くなります。
 一方、ISBNコード検索では、個別の本の識別コードで検索しますから、目的の本を1冊直接検索することができます。現在、ISBNコード検索が可能なのは一部のオンライン書店(amazon、紀伊国屋、楽天、bk1、boople)のみで、図書館は対象外としています。

 図書館によっては自動検索できない場合があり、その時は手動モードを選びます。

(4)図書館の蔵書検索

 公共図書館で蔵書数が少ない町村を除き、都道府県市で蔵書検索をインターネットで公開している図書館と大学図書館の全てを対象としています。なお高専や短大はネット公開している図書館が少ないため対象外としました。検索は書名の一部や著者名を送信する方法で行っていますが、図書館によってフォームが異なり、自動検索できない場合があります。例えば次のようなサイトでは自動検索が難しくなります。

 ★ フレーム分割してあるサイトで、画面の一部のフレームだけを開き、書名や著者名を送信するとエラーとなるサイト。
 ★ 毎日のように送信時のコードを変更しているサイト(不正アクセス防止目的?)。
 ★ 書名や著者名をカナ文字で入力する必要があるサイト。
 ★ 著者名を姓と名の間にスペースを入れるなど、分離する必要があるサイト。

 また自動検索できるサイトでも画面をフレーム分割している図書館では検索結果が別のサブウインドウに表示されたり、各図書館のトップページに戻れないなど様々な制約が生じる場合があります。
 多くの図書館を横断検索するサイト(各県の横断検索など)では自動検索できても、図書館を指定してもらうため、あえて手動モードにしている場合があります。

 自動検索が難しいサイト(図書館)の場合は手動モードを選びます。また、検索時に詳細設定する場合も手動モードを選びます。
 手動でも書名や著者名がリスト表示されていますから、容易にコピー&ペーストして検索できます。
 すなわち、書名や著者名をマウスでドラッグしCtrlキーとCキーを同時に押しコピーし、サブウインドウのキーワードボックスにCtrlキーとVキーを同時に押し貼り付けた後、検索ボタンを押します(またはマウスでドラッグ後、右クリックしてコピー、貼り付けた後、検索ボタンを押す)。
 ・・・以上はWindowsの場合でMacなどでは多少操作が異なります。

(5)サイト名保存機能

 「web」「公共図書館」「大学図書館」では多くのサイト名から毎回選択するのは大変なので、保存機能を設けてあります。これはJavaScriptのクッキー機能を使用してあり、「保存」ボタンを押すとラジオボタンで選択しているサイトが保存され、次回選択時に自動的に表示されます。通常使用するサイトは限られますので、お気に入りのサイトは保存しておき、必要時は「読み出し」ボタンを押せば保存中のサイトが読み出されます。

(6)サブウインドウのサイズと表示

 サブウインドウのサイズと表示位置、表示内容はあらかじめ指定してあります。
 サブウインドウはサイト名や自動/手動選択後、閉じてからでも閉じずに親ウインドウのラジオボタンをクリックしてもかまいません。またサイト名を選んでから自動/手動を選択しても、自動/手動を選択した後にサイト名を選択してもかまいません。

(7)図書館など、検索サイトのメンテナンス

 図書館で検索エラーが発生する原因は、各図書館が「定期点検中」「夜間・休日休止中」の他に、サイトのページ変更、改良が行われ送信フォームが変更になった場合があげられます。2カ月に一度程度はサイトを訪問しチェックするようにしていますが、長期に渡って検索できなくなっている図書館があればメールで連絡いただければ早急に対応します。
 動作確認は各図書館のサイトを訪問し「書名」「著者名」「自動/手動」の各パターンでチェックしますが、1000館以上となるとチェックだけで相当の時間を要します。
 なお自動検索機能は単純に各図書館の検索ページにリンクして実現できるわけではなく、各図書館毎に違う送信フォームを解読し、それぞれに対応したプログラムを作成しています。手動検索の場合は単純に各図書館の検索ページにリンクしています。

(8)文字のエラーについて

 文字コードはシフトJIS、ユニコード、EUCなど様々です。特に自動検索で書名や著者名を送信する場合、文字コードが一致せず異常な文字が表示される場合があります。
 その場合は「表示」→「エンコード」などで選択し直してみてください。

 7.3 どこでもマド機能

 書棚ページ、書名リスト、著者リストの各ページのどの位置からでもサブウインドウを呼び出し、親ウインドウのコントロールなど、様々なことが実現できる機能です。
 ページをスクロールした後でも、画面のどの位置でもダブルクリックするだけで表示されます。
 注)「どこでもマド」が呼び出せるのは「書棚ページ」「書名リスト」「著者リスト」など検索サイトが表示されているページだけです。

(1)検索サイトの切り替え

 現在、書棚ページなどから横断検索するときは、画面のトップ位置でamazon、紀伊国屋・・・図書館など検索サイトを指定する方式となっています。
 これを、画面をスクロールした後でも、どの位置からでも画面をダブルクリックすることによってサブウインドウを開き、検索サイトを自由に切り替えることができるようにしたものです。これにより、検索サイトの指定を気にせず、カーソルをドラッグし、目的の本を探し、興味ある本が見つかった時点でわざわざカーソルを移動して画面のトップ位置に戻ることなく、検索サイトを選ぶことができます。
 例えば、amazonで見つからなかった場合、bk1に切り替えて検索する。興味がある本が見つかった時点で図書館に切り替えて蔵書を確認する。・・・などスクロールした後で自由に検索サイトが選べて便利です。

(2)親ウインドウの移動

 サブウインドウ「どこでもマド」から親ウインドウを移動させることができます。 スクロール途中で自由にページをコントロールできるので便利です。
 トップページ、書名目次、著者目次、解説、哲学〜未分類が対象となり各ボタンを押すと親ウインドウが移動します。
 今までは、ページのトップ(またはエンド)へスクロールしてからでなければ移動できませんでしたが、この機能を使用すればどの位置からでも自由に移動できます。

(3)サブウインドウの移動

 サブウインドウ「どこでもマド」をほかのページへリンクさせることができます。 親ウインドウはそのままで他のページをちょっと参照するときに便利な機能です。
 書名目次、著者目次、解説、哲学〜未分類がリンク対象となります。

(4)Googleで書棚ドットコムのサイトを検索

 書名が副題から始まる場合など、よみがな順で探しにくいとき使用すると便利です。  書棚ドットコムはGoogleのディレクトリに登録されていますのでページの大部分が検索対象となっています。
 書棚ページの全てと、書名リスト、著者リストのほとんどのページが検索対象となっていますので、書名や著者名で検索すれば出版の有無が確認できます。
 「どこでもマド」に下記の検索ボックスが設置してありますので、必要なときはいつでも呼び出し、キーワードを入力して検索すれば、書棚ドットコムのページのみを対象とした検索ができるわけです。
 参考までに「バカの壁」を入力してありますから「Googleで本館検索」を押してみてください。なお見終わったら「戻る」を押して戻ってください。  


 7.4 表紙画像一覧機能

 書棚ページで表紙画像を10冊単位で閲覧することができます。これはamazonとのリンクによって実現している機能で、探している本が表紙イメージでまとめて探せて便利です。
 「表紙」ボタンを押すとサブウインドウで該当ページの表の順番通りに10冊単位に更新されます。「戻」ボタンを押すと10冊単位に戻ることができます。
 書棚ページでは売順とよみがな順の2種類の表がありますが、売順で「表紙」ボタンを次々と押していけば、人気の高い順に表紙画像を閲覧することができ、本探しがより効率的になります。

 7.5 キーワード検索

 書棚ページ、書名リスト、著者リストの各ページでキーワード検索(ここでのキーワード検索は前述の「キーワード目次」とは異なり、検索ボックスにキーワードを入力する検索方式のことです)ができます
 検索ボックスにキーワードを入力し、検索ボタンを押すと選択されたサイトで横断検索できます。
 「別画面」を選択すると”各サイトごと”、”本ごと”にサブウインドウが開かれます。
 「共通」を選択すると各サイトごとにサブウインドウが開かれますが、本に対しては共通のサブウインドウとなります。
 すなわち、関心のある本を次々選択していき、後で比較する場合は「別画面」を選択し、毎回サブウインドウを閉じるのが面倒な場合には「共通」を選択してください。

 注)キーワード検索は図書館などのサイトでは書棚ページや書名リストからは「書名」の一部としての検索となりますので、著者名や出版社名では検索できません。なお著者リストからは「著者名」の一部としての検索となります。
 対象となるサイト:公共図書館、大学図書館、NACSIS、国会図書館です。

 7.6 ドラッグ検索

 書棚ページ、書名リスト、著者リストの各ページの「ドラッグ検索」をあらかじめチェックしておきますとページのどの位置でもマウスでドラッグしただけで選択されたサイトで自動検索します。 … 一度使ったらやめられない!強力です!
 これは例えば、書棚ページを見ながら「書名」の中に気になる単語があった場合や「著者」や「出版社」の情報をYahooなどを使用して検索するのに便利です。
 なおチェックが入っていない場合でも、マウスドラッグしただけで検索ボックスの中にキーワードがコピーされますので検索ボタンを押すだけで検索できます。

 注1)なお、用語の意味など知りたい場合には検索ボックスでさらに「とは」などを追加して検索しますと、解説されているページを検索しやすいです。
 …「○○○とは」で検索すると、○○○を解説しているページを絞り込みやすい。
 注2)ページの途中で「ドラッグ検索」をしたくなった場合には、ページをダブルクリックして「どこでもマド」から「ドラッグ検索」にチェックマークを入れてください。
 注3)ドラッグ検索の場合は「別画面」を選択していてもサブウインドウは共通となります。

 7.7 コピー機能

 書棚ページなどの情報をコピーする場合に便利な機能です。  専門分野の書棚ページから調査が必要な本の情報を1行単位でドラッグ(例えば書名から定価の位置まで)していきますと自動的にページ最後のテキストエリアに次々とメモが作成されます。
 すなわち、必要な本の情報だけを行単位で選ぶことができます。
 最後に「コピー」ボタンを押して、ワープロソフトや各種エディタなどのページを開き「貼り付け」ボタンを押すだけで、簡単に調査に必要な本のリスト作成ができます。

 注)テキストエリアの中を修正目的でマウスで触れないでください。二重にコピーされてしまいます。

 7.8 新検索

 「新検索」はアマゾンのエンジンを使用した新開発の検索方式です。フレーム分割により、効率的な本探しができます。キーワード検索し、左フレームの表紙または書名クリックすると右フレームにアマゾンでの検索結果が表示されます。書名末の□マークをクリックするとサブウインドウで表示します。
 ページ数は20までに制限しています。次のページへの更新は1秒以上経過してから行ってください。
 AmazonWebサービスを使用している関係上、タイミングによってはエラーが発生したり、一部のデータが表示されない場合があります。その時は更新または再検索をしてください。
 「詳細」は表紙画像を含むデータ、「簡略」は書名と著者名のみの表示でほとんどスクロールせずに検索できます。いずれも10件単位の表示となります。

(1) 横断検索が容易
 左右のフレームに分割し左のフレームにアマゾン、右のフレームにはアマゾンをはじめとするオンライン書店や書籍検索サイト、ブログ検索サイト、公共図書館、大学図書館などを指定することができます。  右のフレームにそれぞれのサイトを選択した場合の効果について説明します。

(2) 右フレームでアマゾン選択の時
 左右ともアマゾンとなります、一見無駄なように思われがちですが、違います!
 まず「新検索」を使用せずamazon.co.jpで直接検索した場合は、通常キーワード入力しGOボタンを押すと複数の書籍情報がある書籍一覧表が表示され、その中から関心のある本をクリックし個別の書籍データページで内容を確認した後「戻る」ボタンを押し、書籍一覧表へ戻り、再び次の本をクリックする…これを繰り返し、最終的に目的の本を決める。このように何度も最初に検索した書籍一覧表のページと個別の書籍データページを「戻る」ボタンを使用し往復しなければなりません。
 「新検索」を使用すると、左フレームでキーワード入力しGOボタンを押すと左右のフレームにほぼ同じ書籍一覧表が表示されます(同じデータベースなので当然です…ただし右にはDVD等のデータが含まれる場合もあります)。左フレームの中から個別の本を選ぶために書名または表紙画像をクリックすると右フレームに個別の書籍データページが表示されます。そして次の本を選ぶ場合は「戻る」ボタンを押す必要がないのです。さらにマウスを左フレームの位置で大きく移動させることなく連続的に検索できます。
 左フレームの書名末の□をクリックするとサブウインドウで表示もできます。
 このように本探しが効率的になります。

(3) 右フレームで他のオンライン書店選択の時
 横断検索の目的はそれぞれのオンライン書店の本の在庫を効率的に調べることにあります。書棚ドットコムの書棚ページなどでも同時に複数のサイトを検索できるようになっていますが、複数のサブウインドウが起動されます。これを実現させるためにはインターネットエクスプローラなどのポップアップブロックを解除しなければなりません。また検索した後にそれぞれのサブウインドウを消去しなければなりません。
 「新検索」では左右のフレームに検索結果を同時表示しますからポップアップブロックを解除することなくアマゾンともうひとつのサイトを同時に横断検索することができます。次のサイトを検索する場合もTopに戻り、つぎつぎと検索できます。いちいちサブウインドウを消去する必要はありません。また同じキーワードを使用してもそれぞれのオンライン書店でデータベースが異なりますから表示される書籍一覧表は異なりますので、同時に横断検索することにより検索漏れを少なくすることができます。
 アマゾンはオンライン書店の総売上のシェア2/3を占めていますので売り上げランキングなども信頼度が高く、アマゾンを基準として都合により他のオンライン書店の在庫を参照する方式が合理的です。
 なおアマゾンは千葉県に巨大な倉庫を持っており在庫が豊富です。一方リアル書店では紀伊国屋書店が売り上げ第一位でリアル書店を含むランキングデータの信頼度が高く、さらにオンライン書店として全国の紀伊国屋書店の豊富な在庫と配送がリンクしています。bk1はトーハン、boopleは日販というニ大書籍流通業者が参加しています。そのほかのオンライン書店もそれぞれ特徴があり、都合により使い分けるのが便利です。

(4) 右フレームで書籍検索サイト選択の時
 本格的な書籍検索サイトは「国会図書館」「Books」「NACSIS Webcat」それに「書棚ドットコム」があります。
 「国会図書館」はISBN制度導入以前の古い書籍から最新の書籍までもっとも件数の多い書籍データベースですが、「収集漏れがある」「表紙画像が無い」などの欠点があります。「Books」は絶版になった本は削除されますので、書店等に在庫があっても検索されない場合があります。「NACSIS Webcat」は全国の大学図書館等が所蔵する図書・雑誌のデータベースです。なお「TRC」は2005年8月まで書籍データベースを公開していましたが、現在は有料で主に図書館を対象としてデータベースを提供しています。
 以上のサイトでは「表紙画像」等のデータが不足している場合が多いので、アマゾンと連動して使うことにより「表紙画像」等の情報を補うことができます。
 「書棚ドットコム」の検索はGoogleエンジンを利用しています。書棚ドットコムのページのほとんどはGoogleのサーチ対象となっていますので、高速に検索することができます。ただしGoogleサーチ時期により一部ページが前後にずれる場合があります。

(5) 右フレームで検索サイトやブログ検索サイト選択の時
 本の世評を知りたい場合や著者や出版社のサイトを調査する場合に便利です。
 いつもご利用のサイトで検索してください。

(6) 右フレームで図書館選択の時
 「新検索」の最大の目的は図書館との横断検索を便利にすることです。
 アマゾンと図書館とを横断検索しますが結果はサブウインドウではなく左右のフレームに表示させる方式としています。同時に同じキーワードで検索し左右のフレームに表示させる方式です。
 図書館との横断検索は「買う前に図書館に無いかどうか調べる」「表紙画像や読者レビューなど図書館には無い情報を補う」「図書館を利用する本と購入する本を仕分ける」などの目的があります。
 本格的に調査研究しようとする場合、図書館と書店を目的に応じて使い分けることがどうしても必要であり、そのために「書棚ドットコム」サイトをオープンしましたが、「新検索」では原点に立ち返って、アマゾンWebサービスを十全に活用した新たな横断検索を提供しようというものです。
 書籍検索サイトと図書館はオンライン書店と異なって書名検索と著者名検索を分けるのが通常です。図書館によってはキーワードとして書名検索と著者名検索を共通化しているところもありますが一般的には分けるのが普通なので、ラジオボタンで書名または著者名を指定します。次に利用する図書館をクリックすると上部のボックスに選択された図書館名が表示されます。そして左フレームの検索ボックスにキーワードを入力してGOボタンを押すと、左フレームにアマゾンでの検索結果、右フレームに指定図書館の検索結果が表示されます。個別の書籍の情報を得たい場合は左フレームの書名または画像をクリックすると右フレームにアマゾンの個別の書籍データページが表示されます。この場合はブラウザの「戻る」ボタンで図書館の検索結果に戻ることもできます。
 一部の図書館ではサブウインドウ表示になるサイトもあります。

8.書籍データベースについて

 書棚ドットコムの書籍データベースの点数と「出版年鑑」「出版指標」で公開されている新刊書籍点数を年単位で一覧表にしたものを下図に示します。

 書棚ドットコムのデータベースの点数は全てISBNを取得している本に限定しています。
 ISBN制度導入以前のデータがあるのは、80年代以降、出版社が絶版としない本に対して過去にさかのぼってISBNを取得したためです。
 書棚ドットコムの1979年のデータは1979年以前を含みます。
 日本がISBN制度を導入した当時は採用する出版社は少なく、出版社のほとんどがISBNを取得するようになったのは80年代の終わりごろです。
 「出版年鑑 平成18年度版 出版ニュース社」と「出版指標2007年報 社団法人 全国出版協会・出版科学研究所」のデータはISBNを取得していない本も含まれていると推定されます。

新刊書籍発行点数(2010/03/01調査)
展示新刊書書棚ドットコム出版年鑑出版指標備考
D館1979年214222717727132
D館1980年130422789027709
D館1981年167372936229263日本でISBN制度開始
D館1982年211353003431523
D館1983年250073129733617
D館1984年312453235735853
D館1985年387433122135920ISBN普及しはじめる
D館1986年419623701635762
C館1987年454043701036346
C館1988年663573829737064
C館1989年543113969838057
C館1990年542864057638680
C館1991年561194234539996
C館1992年896254559542257大量文庫本化
B館1993年643844805345799
B館1994年671535389048824
B館1995年710895831061302
B館1996年805976046263054DTP普及し始める
B館1997年709926233665438
B館1998年767566302365513
A館1999年811776262165026
A館2000年812396506567522
A館2001年814857107369003
A館2002年805647425972055
A館2003年842667553072608自費出版点数増加中
A館2004年889017703174587
本館2005年870667830476528
本館2006年901637707477722
本館2007年893137697877417
本館2008年892797801876322
本館2009年89930
本館2010年10235

 書籍出版情報は、出版年鑑以外にもTRC(図書館流通センター)がYear'sBookを発行していますが、主に図書館用で自費出版本、資格参考書、学習書、コミックなどが大量に抜けているため新刊発行点数が少なく一覧表に載せませんでした。
 書棚ドットコムが収集している点数と「出版年鑑」との差の主な原因はコミックです。
 書棚ドットコムでは、過去のデータは主にCD-ROM+インターネット、最近のデータは主にインターネットで収集していますが、出版ニュース社発行の新刊雑誌等も参考にして収集漏れがないか常にチェックしていますので、点数が出版年鑑を下回ることはありません。
 ちなみに出版ニュース社のデータベースは他と比較してかなり収集精度が高いです。
 書籍データベースは国立国会図書館をはじめ、Books(日本書籍出版協会)や日販、トーハンなどの書籍流通業者、紀伊国屋、amazonなどの大手書店なども独自に作成していますが「完全なデータベースは存在しない!!」のが現状です。どのデータベースも比較調査してみると1〜2割程度食い違います。
 一見ISBN登録を調べれば完全な書籍データベースは実現できると思われがちですが、ISBNを取得しても実際には出版されない場合もあります。実際に本を手に取らないとNDCによる分類ができないのです。分類できなければ出版年鑑やYear'sBookには掲載できません。書棚ドットコムでもどの書棚ページに展示したらよいかわかりません。したがって例えば地方の小出版社の本などで全国的流通に乗らない本や自費出版の本はデータベースから抜け落ちる確率が高くなります。
 書棚ドットコムでは常にデータ収集に努めておりますが、地方新聞社発行の本がかなりデータベースに無いことがわかったこともあります(書棚ドットコムも完全ではありません)。
 国会図書館には納本が義務付けられており、トーハンと日販が交代で代行していますが、かなり納本漏れが多いのが現実です。…ISBNで検索してみるとかなりの確率で検索できないことが多いです。NDL-OPACの情報量や機能は圧倒的で、書棚ドットコムのデータベース作成時にもおおいにお世話になっておりますが、収集漏れが多いのが欠点です。
 むしろ紀伊国屋書店(データベース公開)やamazon(中古本も販売しているため実質上データベース公開)の方が収集漏れが少ないようです。

 書棚ドットコムでは作成した書籍データベースから、書名上、性的に過剰な表現をした小説、コミック類(約1万点)を除いた本を展示しています。なお2001年以前はNDC分類が不明の本は未分類として展示していますが、2002年以降は分類不明の本は書籍データベースには載せていません。書棚ドットコムでは2010年3月、約195万点展示しています。
 収集漏れ等が発見された場合メール等でご連絡いただければありがたく思います。

9.書棚ドットコムについて

 9.1 基本理念

 人々にとって最も重要な知的財産である書籍類の出版情報をわかりやすく公開し、入手を容易にすることを通して、知的欲求の充足に寄与することを目的としています。

 … わかりやすく言い直しますと、

 本サイトでは、仕事や勉強、趣味や娯楽など、さまざまな目的で、本を買ったり、借りたりしたりする際に、だれにも使いやすく便利なサイト作りを目指します。

 9.2 知的所有権

 書名、著者名などの書籍出版情報そのものは著作権保護の対象にはならない「公的事実の報道」です(知る権利として最も重要なものと考えられます)。したがって、本サイトの書籍出版情報の一部をコピー、利用することは自由です。
 ご自由にコピー、引用し積極的にご活用ください。
 ただし、書名や著者50音よみがな等による検索方法やジャンル別分類法などは「本サイトのオリジナル」ですので、検索方法や分類をそっくりまねたり、そのまま大量に転載した場合は著作権法に触れる可能性があります。
 なお書籍検索方法など、現在数件、特許出願中(審査請求中)です。
 著作権や特許権の目的は「知的創造物」を公開し共有財産にするために一定期間「創造者」に独占権を与えるものです。権利を侵さずに、積極的に「知的共有」を図っていただきたい、と考えております。

 9.3 出版情報掲載の条件

 出版社や著者から「出版流通業者のデーターベースにはあるのに、なぜ掲載されないのか?」とメールが寄せられることがあります。

 本サイトへの掲載条件は下記のとおりです。

(1)ISBNコードを取得し商用出版されていること。
(2)日本十進分類コード(NDC)による分類がなされていること。
(3)性的に過剰な表現をした書名の小説・コミック類でないこと。

 掲載されない原因は司書資格を持つ人による日本十進分類がされていない場合が多いようです。これは本サイトでは詳細分類をする際に日本十進分類と書名の両方を参考にしているためです。なおCコードは出版社自身による分類で客観性に欠けるため参考にしていません。
 国会図書館には納本が義務付けられておりますので、出版時点で日本十進分類(NDC)による分類がされていなくても、納本受付が完了すれば国会図書館でNDCがつけられます。したがって、掲載漏れが発見された場合はメールで連絡いただければ、調査の上、展示掲載します。

 9.4 事業形態

 本サイトは現在、オンライン書籍販売等を主要目的とした個人事業として運営しております。

 システム立案・設計・プログラム作成・データ更新等、すべて独自に行い、外部からカネ・モノ・ヒトなどの支援は受けておりません(特許料減免措置等を除き補助金など税金も使われていません)。
 特定の企業・団体等との深い関係はありませんが、書籍販売等に関して複数のオンライン書店等とのアフィリエイト契約やGoogle等と広告の契約をしております。
 本サイトは書籍等の紹介料と広告収入のみによって運営しております。

 9.5 リンクについて

 書籍情報展示というサイトの公共性から、公正・中立であることを心がけており、通常は特定のサイトにリンクをお願いすることはありません。
 またリンクを受けても優位な取り扱いをすることはありません。
 なおサイトオープン当時、運営責任者が中小企業診断士である関係で「中小企業診断協会・三多摩支会」からリンクをいただきましたが、経営コンサルタント専用として開発したものではありません。

 現在、多くのサイトから自由にリンクをしていただき感謝しております。ただし相互リンクは行っていません。今後どのように公正・中立を維持した形で有用なリンクを実現するか検討中ですのでしばらくお待ちください。

 9.6 連絡先・運営責任者

 連絡はできるだけ、メールでお願いします。

 連絡先住所
 〒183-0057
 東京都府中市晴見町3丁目
 書棚ドットコム
 運営責任者 山田信吉

 

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